警備員の行う交通誘導に法的な強制力があるかという話がよくありますが、知らているようにありません。
警察官の行う交通整理とは違うのです。
なので警備員が進んで良いと合図を出していても信号が赤であれば、信号に従う必要があります。警備員が進めといったから信号無視しましたでは、警察は許してくれません。
警備員と一般運転手の関係性は協力関係です。
停電のときに交差点で信号が来ているときに運転手はお互いに譲り合い協力して事故渋滞の無いように通行します。
これに似たような事と言えるかもしれません。
工事などで、警察の許可のもと道路規制をする場合、事故渋滞の無いように通行を継続しなければなりません。運転手だけでこれが成り立つのであれば、警備員による誘導は必要ないかもしれません。
しかし、実際には死角や信号のタイミングなど、多く危険が潜んいます。
そこで、警備員は事前にどういう危険があるのか、信号の切り替わり時間などを踏まえて、通行する多くの人たちに協力してもらい事故の防止、渋滞の緩和を目指して誘導を行います。
これには運転手の協力が必要不可欠なのです。
それぞれに事情はあると思いますが、交通誘導に協力していただくことが、最も早く通過できることになると思います。また、そうなるように努力するのが警備員です。
年末に向かい工事が増えたりすることもあると思いますが、協力に程よろしくお願いいたします。