昨日、新幹線で火災があり、男女二名が死亡とのニュースがありました。
男性による焼身自殺が原因で、女性の方は巻き込まれたそうです。
新幹線に限らず、バス、飛行機、電車には危険物の持ち込みは禁止されています。
特に飛行機はチェックが厳重ですが、そのほかに関しては、利用者の善意とモラルに頼る所が大きいです。
バス、電車で、持ち物検査や、探知機ゲートをくぐってのチェックなど行っていたら、利便性は落ちて、利用者は激減するかもしれません。
そういう意味では、最初から悪意ある行為は防ぐのが難しいと言わざるえないのかもしれません。
地下鉄サリン事件でもそうですが、紙袋の中のサリン生成素材を事前に発見して未然に防ぐことはとても難しいのです。
ガソリンの販売でも、携行缶などへの販売は認められていませんが、車から抜くなど、携行する術はいろいろあるのです。
こういった犯罪とどう向き合うのか?
これが課題になるようです。
警官や駅職員、車掌による見回りの強化を図るくらいしか行いようもないように思います。
また、はなから何かおかしい様子であれば、気が付く可能性もありますが、そうでなかった場合、乗車前に発見し、未然に防ぐことが出来るのかどうかという点はとても難しいように思えます。
かといって、日頃の生活で、問題を抱えているような人物であったとしても、問題行動が、他者に大きな損害でも与えない限り、身柄の拘束などはできません。
もし、些細な問題行動でも身柄を拘束するような事になると、こんどは、人権侵害という問題に直面する事になります。
これから、日本の治安の在り方というものを真剣に考えて、向き合う時代になったのかもしれません。
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