重大労災事故の教訓

 発生日時 平成27年2月9日  午後6時10分頃  天候晴れ


 発生場所 北海道釧路市内 港埠頭


 当事者 被災警備員 男性 71歳 経験 2年11カ月 資格 無


 事故概要

  被災警備員は、釧路市内の港において保安対策監視業務に従事しており、ゲートの閉鎖業務のため、同僚警備員1名とともに作業に当たっていた。

  同ゲートは、ハンドルを回して開閉させるタイプのゲートであり、同僚警備員がハンドルを操作し、被災警備員はゲートを支えながら閉鎖作業をしていたが、ゲート下のローラー稼働部に左足を踏み入れてしまいゲート下部のローラーに左足つま先を挟まれてしまった。

 被災警備員は、足趾末節粉砕骨折などにより2カ月程度の治療を要する重傷を負った。


 備考 ゲートは長さ20m、高さ1.5m 幅0.5mの鉄製であった。


 教訓事項及び防止対策

  同僚警備員と連携をしっかり取る

  安全靴を履くなどし、怪我の防止に努める。

  

  ハンドル装置などのない手押しの鉄製のゲートなどは風の影響を受けやすく、また、押すことに意識が向かうために、ゲートで人を挟むような事故も起きています。

  鉄製のゲートを開け閉めする際は細心の注意が必要です。

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