どんな仕事でも事前の打ち合わせが重要になると思います。

　施主と業者の打ち合わせは勿論、実際に作業を行う作業員や誘導を行う警備員を含めて作業開始前に作業指示を確認し合う事は無事故で工事を行うためにも重要です。

　もう一つ重要なのが、現場付近のお店や住人への説明です。

　工事を行う付近で生活している方にはご迷惑をおかけする事が多いので、事前に工事日程や概要を説明し、理解してもらい協力をお願いするという事を広報活動と言います。

　この広報活動を行わなかったり、行っても不十分だったりすると、近隣住民がクレームを施主んへ入れたり、警察に通報するといった事があります。

　道路の場合は、事前に道路使用許可を警察からもらい、工事を行う旨の広報活動を十分に行っていることが重要になります。

　事前に一言あれば問題なく行える工事であっても、突然始まった場合では近隣住民の対応や好感度に大きな違いがあります。

　通報されたり、クレームがくるケースの多くは事前の説明不足であることが多いのです。

　周辺住民の理解と協力なくしてしては、どのような工事であってもスムーズに運ぶことはありません。

　こういったクレームや通報の際に真っ先に、矢面に立つのは多くの場合、警備員です。

　クレームを言いに来る人の多くは怒っていますが、高圧的な態度や、不遜な対応をせずに、素早く、現場の責任者へと連絡を取り次ぐことが肝心です。

　ちょっとした態度や、待ち時間に怒りは増幅することも多いのです。

　丁寧、迅速をこころがけ、やさしく話を聞いて対応することが、相手の姿勢を柔らかくする第一歩だと考えます。