以前、適正価格の話を少ししたことがあると思います。
会社の料金設定の中には当然社会保険の保険料も含まれます。
しかし、建設業や警備業では社会保険未加入であることが多く問題視されています。
建設業界は平成29年度までに社会保険に許可をもらっている業者すべてが加入するように求められています。
千葉県の法人約12万のうち、社会保険に加入している法人は約4万と言われています。
当然社会保険に加入しているところは、加入していないところに比べて経費が15%高くなります。
これが、価格に影響し、未加入の会社は料金的にその分安く仕事を請け負う事が可能になり、料金的な競争では明らかに差が付きます。
これは看過できない問題だと思います。
現在の賃金から保険料を値引くのではなく、保険料を含んだ適正価格にて仕事を受注する事が重要になるのです。
負担が末端の警備員に流れるような事が無いようにしないといけません。
何かあってから保険を考えるのでは遅いのです。
実際に、警備員は仕事中に事故にあう人は、事務職などのデスクワークサラリーマンより確率は高いのです。
保険に加入する事の意味を未加入の法人はもう一度考えてみるべきではないでしょうか。