駐車場における交通誘導業務中に乗用車に激突された事故。
平成23年4月22日(金) 11時ごろ
東京都内商業施設駐車場
被災警備員 男性 58歳 経験年数2年
加害車輌 乗用車 加害者 男性 82歳
被災警備員は駐車場にて入出庫車輌の交通誘導業務にあたっていた。
駐車場内で、一時停止していた車輌が前進しようとドライバーがアクセルを踏んだところ、ギアがバックギアに入っていたため、急に後進し、被災警備員に激突。車は警備員ごと5m先の道路反対側店舗のショールームへ激突した。
警備員は右足を切断する重傷を負った。
教訓事項
駐車場内の車両は思いがけない動きをすることがあるので常に周囲を警戒する。
高齢者の運転操作ミスによる事故が増加していることを念頭に置き、誘導にあたる。
駐車場は暗がりとなる場所が多いので、運転者から見える安全な位置を選定し、必要に応じて警笛を使用する。
整理すると駐車場の入り口付近で入場待機中の車が突然バックで走りだし、入り口で出入りの誘導を行っていた警備員ごと反対側の店舗へ突っ込んだという事。
車を止めるときにバックギアに入れる癖があったかもしれませんが、その事を忘れて発進し、突然の後進にブレーキも踏めなかったのか、誤ってアクセルを踏み込んだのか。
ともあれ人による誤操作が招く事故は高齢者に限らず、女性ドライバーなども多いと聞きます。
どのようなことがあるか予測するのは難しいこともあります。
やはり車の前後という動線には立たないこれが基本なのでしょう。
自分の身は自分で守る。
これは忘れてはなりません。
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