熱中症対策のための知識 その3

 猛暑日がまた帰ってきたようです。

 これから八月の終わりにかけて暑い日々が続くようなので熱中症には注意が必要です。

 

 気温30度を越えるなかで運動や仕事で汗を掻き、大量の水分を失うと運動能力や体温調節能力が低下します。この目安となるのが体重の3%といわれています。

 

 体重70キロの人でおおよそ、2・1キロに当たります。

 

 目安として2%以上の体重減少が起きない程度に水分をしっかりと補給しましょう。

 

 夏の風物詩でもある甲子園を目指す高校球児の練習では、条件によて違いますが、おおよそ2~7%の体重減少がみられるとのデータがあります。

 

 これは適度な水分補給を怠ると危険です。

 

 あそこまでの運動量はないと思っていても適度な水分補給を心がけましょう。

 

 体温が上昇して熱放散の必要が出てくると発汗が始まり、水分蒸発を盛んにして体温を下げようと動きます。汗で体温がどのくらい下がるかというと、条件にもよりますが、おおよそ100gに対して1度の体温低下能力があると言われてます。

 

 発汗機能に優れた人間は暑い地域でも生活ができるのです。

 

 体にある汗腺の数は個人差があるものの200万~500万といわれ、日本人の平均は230万といわれています。

 この汗腺の数は2~3歳までの生活環境の気温によってきまり、成人後は増加しないとも言われています。

 

 この汗腺から出た汗がすべて蒸発し熱放散に有効なわけではなく、衣類にしみこみ溜まったり、水滴のまま流れ落ちたりします。そういう熱放散に無効な汗は無効発汗といいます。

 湿度が高いとこの無効発汗が増加し、体温上昇が汗の割に抑えることができなくなります。

 

 これが、高温多湿における熱中症発症の危険性を高めている理由です。

 

 日本は高温多湿であるために気温に対しての体温調節が難しい環境とも言えます。

 

 そこで、水分補給はもちろんの事、濡れたタオルなどを首にあて、熱の放散を助けるなどの対策が重要になります。

 

 

 

 

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