インターネットの情報拡散力の怖さ

 この週末、東京で激しい雷雨があり、花火大会などいろいろなイベントが中止ないし、延期になったようです。

 

 その時に、帰宅困難な人(主に女性)が、都内で宿泊施設などを探して拡散したツイッターなどで拡散した情報が、随分と混乱していたようです。

 

 現金がないために宿泊できず、警察に訴えるも、警察は漫画喫茶やホテルなどを紹介するのみであったことから、保護を訴えたのに無視されるとの非難が上がり、さらには、コンビニや、一部の学校などの施設でコンセントから充電したらいいという犯罪行為を進めるような情報、暴行、連れ去りが起きている、偽物の警察官、警備員もいるので信用しないように、という情報も拡散された様子。

 

 パニック状態であったと思われ、不安な情報を真偽のほどは関係なく共有拡散することで自衛する、助けてもらうという形が現れたのではないでしょうか。

 

 警察官や警備員も一度偽物かもしれないと決めつければ、信用できないでしょう。その一方で、おなじファンだという声に信用して宿泊したり、車に乗ったりという安易な一面が現れています。

 安心安全とは言い難い状況が生み出されたようです。 

 

 やはり、イベントの主催者は中止を決めた段階で、交通手段のあるうちに最寄りの駅まで帰るように情報を広報し、速やかに会場からの退場をお願し、退場されない人たちにもアナウンスと直接の声掛けで退場を促し、素早い撤収が望まれます。

 

 また、参加者も、会場のアナウンスには素直に従い、会場を後にするというイベント運営に対する協力的な姿勢が大事になります。そして、終了時刻が遅くなる場合には、念のための宿泊費や交通費などの予備予算を用意するぐらいの気持ちが大事なのかもしれません。

 

 自然災害の結果、イベントは中止となりましたが、中止が決まった段階で、交通機関が動いており、本当に無一文でもない限り、警察に保護はされないでしょう。年齢によっては補導されることはありますが。

 

 そして、ホテルや学校が解放されることはないでしょう。

 コンビニやファストフードのトイレぐらいは使えますが、電源の利用は窃盗行為になります。

 

 こういった混乱は、ツイッターやフェイスブックという情報の共有化スピードが速くなるほどに問題となるでしょう。不確定な情報や噂が広がるのに数時間もあれば、十分なのです。

 

 そして、このような混乱は、次のイベント開催に大きな影響が出ます。

 

 万が一にも続くようなことがあれば、イベント自体が中止となり形を変えていくことにもなります。

 

 イベントを楽しむ人も、運営する人も望んでいない形へと進まないように、互いの理解と協力が大事なのだと思います。

 

 この週末イベント関連の警備を行っていた人たちはご苦労様でした。

 この経験を生かして、より良い警備を目指してください。

 

 

 

 

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