セキュリティタイムを読んで

 セキュリティタイムに全国専務理事会議の記事があり、その冒頭で、河合潔警察庁生活安全企画課長の挨拶が掲載されていた。

 その中で犯罪件数の減少と社会不安の話があり、抜粋して少し思う所を話したい。

 

 「刑法犯認知件数はここ10年減少しており、多かった平成14年からすると半数になっている。官民連携により治安が改善が図られている。

 警備業界では、地域に根差した安全パトロールや子供の見守り活動などの社会のニーズに合った防犯活動が犯罪の抑止につながっている。

 一方で、内閣府の世論調査によると八割以上が治安に不安があると答えている。

 この要因には、ストーカー、配偶者暴力、児童虐待、いじめ事案の増加、高齢者を狙った振り込め詐欺の多発、サイバー犯罪等の新しいタイプの犯罪の発生などが考えられる。

 警察としては国民の安心感を高めるために官民で協力して安全安心の街づくり力を注ぐ中で、警備業界との協力関係が重要になる」

 

 要約してますが、この辺りが気になりました。

 犯罪認知件数が減少しているのはいいことです。

 防犯意識の高まりから、泥棒や子供へのいたずらなどは減っているのかと思います。

 一方、不安を感じている要因は、ストーカーかDVといった今まで民事不介入であった案件であったり、いじめという学校内という認知されにくい場所で起きている案件であると思います。

 警察の介入が希薄なところで起こる犯罪の増加と凶悪化は不安を増加させているように思えます。 

 ストーカー対策は多くの反省事案から改善されつつはあるようですが、家庭内、学校内の事案に警察が即時介入とはいかないケースも多いかもしれません。

 こういった事案と向かい合うのはとても難しく、泥棒であったり、不審者への警戒であれば、警備会社などと地域が協力し治安パトロールなどの方法がありますが、家庭内の事情などとなるとやはり、声を上げた時に聞きそれに対応する人が必要になります。

 お寺などで人生相談をしているところなどもそういった一環といえるかもしれません。

 全体の意識改革というのが必要なのかもしれません。

 学校でなにか起きているとき教員のみで対応するのではなく、広く地域の声を聞いて協力して対応するという新しいあり方を構築する時なのかもしれないと感じたのです。

 

 

 

 

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