以前に労働単価の話をしたかと思います。
今年から引き上げがあったとの話です。
実際に引き上げられているかというと別の話なのですが。
あくまでも警備員一人あたりの日当にあたるもので、そこに係る経費は一切含んでおりません。
なので、労働単価に交通費や教育等の必要経費を加算した分が実際にお客様に請求する料金となるのですが、そこのところの理解があまりなされずにいるところが現状です。
聞いた話では、ある警備会社では交通費は一日500円。高齢だということもあり日当は7000円。
もし、交通費が500円以上なら自分で持ち出しになり、かといって断ると仕事が回してもらえなくなるという話です。
これは高齢者で年金受給があったとしても厳しいです。
趣味で働いているわけではないのですから。
交通費500円では近所の現場以外に行きようがありません。
こうした現状が実際にあるのです。
交通費は、電車なり自動車なりでかかった分は全額支給するべきでしょう。
そのための費用は、依頼された会社と警備会社が契約の中で確保するべきなのです。
そうした料金設定になると、どうしても割高感はぬぐえず、仕事が契約までたどり着くことは難しくなります。
しかし、多くの警備会社がそうした姿勢を取らなくては今後の警備業界そのものが厳しいものになるでしょう。
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