ボストンマラソン連続爆破事件の容疑者の男二人のうち一人が死亡、一人が逮捕されました。
二人は兄弟で、死亡したのは兄のタメルラン・ツァルナエフ容疑者(26)、逮捕されたのは弟のジョハル・ツァルナエフ容疑者。
二人はロシア・チェチェン共和国の近く出身で、数年前にアメリカへ家族とともに移住していた。
イスラム教へ傾倒していたとも言われている。
アメリカでの生活環境になじめず、仕事や生活の中での差別などから反米意識が高まりテロに走ったホームグロウンテロではないかとされている。
海外から侵入するのではなく、国内在住の人間が過激思想に傾倒することでテロに走るホームグロウンテロは、その事前摘発は難しいと言われている。
また、移民などが差別からテロに走ることもあり、それがさらなる差別を生み、ホームグロウンテロの苗床となることもある。
このような事件は、根が深く根本解決の道は難しいと思われる。
日本でもこういった事件が発生する可能性はゼロではないと思う。
発見が難しい以上、大切になるのが日頃のコミュニケーションではないだろうか?
警備業でもそうだが、施設警備に入っている施設の職員はもちろんとして、近隣住民などともちょっとしたコミュニケーションを取ることで、日頃見かけない人が入ってくる事や不審な行動というものにも気が付ける可能性が出てくるのではないかと思える。
不特定多数が多く出入りする商業施設では、難しいこともあるが、声をかけられたことで思いとどまる者もでる可能性もゼロではないし、対応の挙動がおかしければ、しばらく注視しておく必要も出てくるだろうと思われる。
警備員が居る事と、声をかける事は抑止という意味でも重要なのだろうと考えた事件であった。
コメントをお書きください