年末あたりから、火の用心の掛け声を聞きます。
それと同じく、消防車のサイレンも時折聞きます。
乾燥している冬の時期は、火災には十分な注意が必要です。
昨日も俳優の宍戸錠さんの自宅が失火で全焼、近隣の住宅3棟も延焼したとのニュースが流れていました。
火事は自宅だけではなく、近隣住宅へ飛び火する可能性も否めず、本当に気を付けたいものです。
火災予防は、施設警備でもとても重要です。
火元のある工場などはもちろんですが、通常のビルでも喫煙所やヒーターやストーブの消し忘れなどには気をつけねばなりません。
以前、施設での常駐警備での事ですが、社員も帰り、オフィスを見回っていると、机の下からオレンジ色の灯りがうっすらと。
これは、と思い見てみると、机の下に足元用の小さな電気ストーブがあり、消し忘れです。
幸い、何かに引火することもなかったですし、電源を落とすだけですみました。
足元のストーブの消し忘れは非常に危険です。仕事終わりに、椅子を前に出して帰るため、椅子のシートはもちろんですが、人によって座布団、ひざ掛けなどが椅子の上にあり、引火しやすいものがあることが多く、失火原因になります。
こうした事故、事件を未然に防ぐという意味でも人が巡回警備する意味は重要です。
機械警備や火災報知機でも感知することは出来ますが、未然に防ぐことは容易ではありません。そこは人が巡回するからこそカバーできるのです。
とくに火災などは、近隣への被害につながることが多いです。すみませんでしたでは済まないことです。
我々警備員も気が付きませんでしたではすまないのです。
それだけ緊張感をもって仕事をしないといけません。そういう仕事なのですから。
最期に蛇足かもしれませんが、隣家の火災によって被害を被った場合ですが、失火元に賠償請求しても火災を理由に自己破産するケースも多く、お金の保障はされないことが多いです。
基本的には火災保険を自分でかけておくことです。
最近は特約で隣家への補償を付けるものもあるそうです。
万が一の保険はしっかりと掛けた方がよさそうです。
また、火災保険と、地震保険は違います。
地震の際の火災は火災保険では保障されいないと明記されているそうです。
今一度、自分の家の、契約している会社の保険を確認しておくことも重要かもしれません。
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