重大労災事故速報(きょうかいだより)

 兵庫県の加古川バイパスで大きな事故がありました。

 

 片側3車線の道路の走行車線一車線を規制するため、警戒表示設置作業中のことでした。

 

 警戒表示設置作業が終わり、資材車への撤収作業に伴い、電光表示板を使った標識車で車線規制の後方および誘導をしていたところ、わき見運転の大型トラックが高速で標識車へ激突。そのまま、50m先に停車していた資材車にも激突した。

 

 現場は警戒標識や回転灯、電光表示装着した標識車が配置、警備員の配置も十分確認できる状況であった。

 

 が、わき見運転の上に速度超過で突入してきた大型トラックを前に警備員が退避する余裕がない状態であった。

 

 警備員3名が重傷、警備員1名が軽傷、作業員1名が軽傷となる大きな事故となった。

 

 きょうかいだよりの教訓事項としては、危険度の高い時と場所では規制開始と終了時には、「全線一時通行停止」などを要望するとある。

 これは、なかなか難しいと思います。近くに信号などがあれば、いいのですが、見通しの良いバイバスではなかなか厳しいかと。個人的な意見ですが。

 もちろん、きょうかいだよりにあるように関係各社に提案し、理解されたなら準備の間の5分ぐらいであれば、可能かと思います。

 

 また、体感シートを使用するという事がありますが、こちらは現実的な対応方法ですね。道路上にゴム製の凸凹のシートを置くことで運転者にこの先で何かしていることを注意喚起することができます。

 

 夜間は、居眠り、前方不注意などから、交通誘導を見落として突入して来る車があると予測することも重要です。

 

 個人的な意見としては、今回の事故の過失は、大型トラックの運転手にあるとは思います。しかし、結果自損事故ならまだしも、警備員として巻き込まれてしまっては何とも言えないものがあります。

 

 警備員も高い安全への配慮が必要なのは確かですが、それは、ドライバーなど他者の理解と協力があってこそ。

 

 おたがいに安全への高い配慮が必要となります。

 

 

 

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