きょうかいだよりの労災事故速報が入りました。
今回のケースは徳島県で二号業務中の事故です。
水道工事の現場で、片側交互通行だったそうです。
進行してきたゴミ収集車を停止させようと警備員が合図をしながら道路上の作業帯の内側へ入ったのですが、当該車両運転手はわき見運転しており、工事に気が付かず、当然、警備員にも気が付かずにそのまま直進して、警備員をはねる事故に。
意識不明の重体だそうです。
わき見運転をしていた運転手が悪いのは確かですが、警備員の行動次第ではここまでの事故にならかった可能性もあります。
運転手の中にはわき見運転、居眠り運転、昨今では薬やアルコールによる危険運転をするものが居るという事を忘れないという事です。
歩道上で、合図を出しても気が付かないで止まらない車両があることは事実なので、一時的に作業帯の内側に入って合図を出すのは、止もう得ないでしょう。
ただ、合図を出している当該車両が原則もせずにまっすぐ突っ込んでくるような場合は、声を出すか、笛を吹くなどして、作業員に知らせつつも素早く歩道側へと逃げ込む用意をしておく必要があります。
そこらへんはきょうかいだよりの教訓事項にも詳細があります。
こういった事例を、現任、新任教育時に話すことで、警備員の意識を高めることにつながります。
起きてしまった事故に目を向けることは今後の事故防止のためにも重要なこと、というのは指導教の講習で学んだことです。
警備業務の死傷事故の多さは、二号業務の交通誘導が一番です。
このことは頭の片隅に入れて、油断なく職務遂行を心がける必要があると思います。
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