昨日、平成23年3月11日は、東日本大震災から一年でした。
各地で追悼、慰霊を願った黙祷がささげられ、ニュースなどでもその後の一年を振り返った番組が多く報じられていました。
震災では多くの警備員も亡くなっております。
警備員という職務であることもあり、施設警備従事者の中には、避難誘導や当該施設を離れずに亡くなった方々がおられるようです。
緊急避難という法律があります。自身の生命への危機が迫ったときにする行為は許されるというものですが、「業務上特別な義務があるものには適用しない」との条文があります。
緊急時とはいえ、職務上の義務がある場合は適用されないというものです。警察官や消防官、自衛官がそれに当たります。
市民の避難を確認してから、避難するという立場からです。
現に、そうし殉職された方も多いようです。
警備員も、他人の需要に応じて、生命、身体、財産を守るという職務から、一般人と同じように緊急避難行為を取ってはならないと教育をうけます。
そのため、最後までお客様の避難を確認するなどの職務を遂行して亡くなられた方が多いようです。
私も千葉の工場での施設警備についており、当日は当番者が出られない時には出るための準備をしておりました。
地震終息後は、停電に伴う警戒もあり緊張した日々が続いたのを思い出します。
あれから、もう一年、まだ一年どちらも言い難いですが、復興がなかなか進んでいないのは実情です。
瓦礫処理など問題は山積みです。
それでも、明日を生きるための糧を得て進むしかないのです。
助け合いという言葉をもう一度噛みしめて向き合いたいと思います。
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