クレーン車両を使った作業における留意点。
基本的なことから。
・荷吊り中は荷物の下に入らない。
・旋回中は旋回半径に入らない。
この二つは基本中の基本ですが、事故防止の観点からすれば、重要なことです。
特に工事現場や工場内での作業である場合、作業員や工員は知っていても入ってくる事があります。
自分は関係者だから大丈夫という考え方がありがちです。
現場の吊り荷作業員も入らないように注意していますのでNGなのです。
これが、公道での作業になるとより注意が必要です。
歩行者や走行車両はまず、頭上に注意を払っていません。
そこで、荷吊りの間、荷が歩道、公道を横断する場合、歩行者や走行車両を止めます。
もちろん、一般優先です。タイミングを見て作業となります。
歩行者はもちろん、車両にも必要に応じて説明いたします。
公道を使う場合で、車道を吊り荷が跨ぐことはほとんどありませんが、まれにそうしないとできない作業もあります。
作業内容に合わせた交通誘導が大切になります。
その為には作業開始前の打ち合わせが大切です。
通行止めの場合であれば、迂回指示を把握しないといけません。
歩行者通路をどう作るのかなど、細かな事前の打ち合わせで決定します。
次は、天候や時間帯による危険性の話をしたいと思います。
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